

2019年夏の特別展「探検!両性・は虫類の世界」に合わせて、
リアルなカエルグッズを生み出す「カエル工房」さんへ
インタビューを行いました!
カエル工房とは?

▼アトリエとカエル工房のみなさん
平成12年創業。
自然豊かな鳥取県にあるアトリエにて、楠本和男さん、溝潤子さん、佐伯有美子さんの3人で、両性・は虫類のグッズを製作しています。
本物と見間違うほど精巧なレプリカは、博物館から注文を受けて製作をしているほど!
最近では一般のお客様向けの商品も作られています。
生き物のぬるりとした質感や、土台となる岩や土までリアルに作られていて、再現度の高さに驚き!
売られているグッズはリアルなだけでなく、かぼちゃに乗ったカエルなど遊び心も満載です。
両性類・は虫類の魅力を引き出す素敵な工房です。
リアルなカエルができるまで
蝋(ろう )を削って原型を作ります。最初は四角いこの塊が、削るとカエルに変身します。

型から取り出したものが右の白いカエル。彩色する前でもこんなにリアルな質感!

小さなカエルを大量生産。
この作業を全て手作業で、3人で行います。すごい!

蝋を削ってできた原型です。
皮ふの凹凸まで細かく削られています!

つまようじの裏側を使い、目玉を塗っていきます。驚きの集中力と技術力!

リアルなカエルの完成!皮膚のたるみは本物そっくり。目には、ガラス玉が入っているかの様な透明感があります。

原型をシリコーンで囲み、型を作ります。この中に樹脂を流し込んで成形して行きます。

下地はスプレーガン、細かい部分は油絵の具で塗ります。ここまでの作業は、技術力と彩色に関する知識の積み重ねが必要なんですね。

こんなにリアル!カエル工房作品

▼肌のポツポツ感やシワは本物そのもの!今にも鳴き声が聞こえそうです。

▼土台の土や岩ももちろん手作り!写真からでもその質感の再現度が伝わります。

▼上の写真と比べて鮮やかで可愛らしいグッズたち。リアルだけど愛嬌のあるグッズに見とれてしまいます。